
導入:再就職から6ヶ月。給与明細を見て「損した」と思っていませんか?
厳しい転職活動を経て、ようやく掴み取った新しい職場。働き始めて半年が経ち、仕事にも慣れてきた頃ではないでしょうか。しかし、ふと給与明細を見て、前職とのギャップに溜め息をつく……。
「40代での再就職、やっぱり年収が下がるのは仕方ないのか」
「生活レベルをどこまで落とせばいいんだろう」
そんな不安を抱えているあなたに、ぜひ知ってほしい制度が**「就業促進定着手当」です。これは、再就職手当をもらった人が、さらに半年間働き続けた際、「給料が下がった分を国が補填してくれる」**という、40代の再出発を支える最強の追い風です。
猫さまと新しい生活を安定させるために、この「知る人ぞ知る給付金」を確実に手に入れましょう。
就業促進定着手当とは?「2段構え」の支援制度
ハローワークの支援は、一度再就職が決まったら終わりではありません。
- 1段目:再就職手当(早く決まったことへの「お祝い金」)
- 2段目:就業促進定着手当(給料が下がっても頑張ったことへの「補填金」)
この2つの手当がセットになることで、40代が年収ダウンを恐れずに新しい環境へ飛び込むことを後押ししてくれます。
【比較表】再就職手当と定着手当の違い
どちらも雇用保険の給付ですが、役割とタイミングが異なります。
| 項目 | 再就職手当 | 就業促進定着手当 |
| もらえるタイミング | 再就職してすぐ(1〜2ヶ月後) | 再就職して半年後 |
| 主な目的 | 早期再就職の促進 | 早期離職の防止・賃金低下の補填 |
| 支給額の基準 | 失業手当の残り日数 | 前職と現職の給与差額 |
| 受給の前提条件 | 支給残日数が1/3以上ある | 「再就職手当」をもらっていること |
受給対象か今すぐチェック!3つの必須条件
この手当をもらうには、以下の条件をすべて満たしている必要があります。
- 「再就職手当」を受給していること(※これがないと、どれだけ給料が下がっても対象外です)
- 同じ再就職先で、雇用保険の被保険者として6ヶ月以上働いていること(※半年経つ前に辞めたり、転職したりすると権利が消滅します)
- 再就職後の6ヶ月間の「1日あたりの賃金」が、前職の時よりも低いこと(※残業代も含めた総額で計算されます)
いくらもらえる?計算式と具体例
いくら手元に入るのか、具体的な数字で見てみましょう。
基本の計算式
給付額 = (離職前の賃金日額 - 再就職後6ヶ月間の賃金日額) × 6ヶ月間の賃金支払基礎日数
※支給額には「再就職手当として支給されなかった残り日数(支給残日数)の40%(または30%)」という上限額があります。
【具体例】40代男性・年収ダウン再就職のケース
- 前職の賃金日額:10,000円
- 再就職後の賃金日額:8,000円(1日あたり2,000円ダウン)
- 6ヶ月間の賃金支払基礎日数(出勤日数):125日
(10,000円 - 8,000円)× 125日 = 250,000円
この場合、25万円が一時金として振り込まれます。再就職1年目のボーナスとしては十分すぎる金額です。
申請のタイミング:魔の「2ヶ月間」を逃さないスケジュール
この手当の最大の注意点は、申請期間が非常に短いことです。
| 期間 | 状況 | アクション |
| 入社〜6ヶ月目 | 継続勤務中 | 給与明細とタイムカードを保管しておく |
| 6ヶ月経過後の翌日 | 申請スタート | ハローワークへ書類を提出する |
| スタートから2ヶ月後 | 申請期限(締切) | これを過ぎると1円ももらえません |
例: 4月1日に入社した場合、10月1日から11月末までが申請期間です。スマホのリマインダーに登録必須です。
手続きに必要な書類と流れ
郵送での手続きも可能です。会社に証明をもらう必要があります。
- 就業促進定着手当支給申請書(再就職手当決定時に郵送されています)
- 雇用保険受給資格者証(原本)
- 再就職先での6ヶ月間の給与明細(写し) ※会社による原本照合が必要
- 出勤簿またはタイムカード(写し) ※会社による原本照合が必要
入社して半年経ったタイミングで、総務担当者に「ハローワークの定着手当の申請で、給与明細と出勤簿の写しに証明をいただけますか?」と依頼しましょう。
知っておかないと損をする!Q&A
Q:再就職した会社を6ヶ月経たずに辞めてしまったら?
A: 1円ももらえません。「定着(長く働くこと)」が条件だからです。
Q:パートやアルバイトでももらえますか?
A: 雇用保険に加入しており、再就職手当の支給対象であれば、パートやアルバイトでも受給可能です。
Q:上限額はどれくらいですか?
A: ざっくり言うと、「失業手当として残っていた金額の残り」が上限の目安です。
出典・参考資料一覧
本記事の内容は、以下の公的機関が発信している最新の情報に基づき構成しています。
- 厚生労働省:「再就職手当・就業促進定着手当のご案内」
- ハローワークインターネットサービス:「就職促進給付の詳細」
※具体的な受給額や、ご自身のケースが対象になるかどうかの最終確認は、必ず管轄のハローワーク窓口で行ってください。
まとめ:40代の再出発を国が支えてくれる
- まずは再就職手当をしっかりもらう。
- 同じ職場で6ヶ月踏ん張る。
- 忘れずに追加のボーナスを申請する。
この3ステップで、あなたは「守り」から「攻め」への移行を完全に果たしたことになります。
浮いたお金で、ずっと我慢していた猫さまの新しいキャットタワーを買うのもよし、将来への投資に回すのもよし。あなたの新しい人生が、この手当によって少しでも明るいものになることを願っています。



