「もう限界かもしれない」「辞めたい。でも次が決まっていない」──40代でこう感じる人は少なくありません。 まず必要なのは、感情に流されずに判断の質を上げることです。
頭の中だけで考え続けると、気持ちと事実が混ざり合い誤った決断を招きます。この記事では、最初に紙に書いて整理すべき7つの質問を、実践的に解説します。
なぜ「紙に書く」ことが重要か
言語化は思考の最も確かな整理法です。思考が曖昧だと問題の優先度を誤りやすく、特に40代は家族や資金、健康など複数の要素が絡むため見落としが生じます。
紙に書くことで「感情(どう感じているか)」と「事実(何が起きているか)」を切り分け、次の一手を合理的に決めやすくなります。
実践ワーク:まずはこの7つを書き出す
以下を1つずつ紙に書いてください。最初は時間をかけず、直感で答えるのがコツです。
- 何が一番つらいのか?
(仕事量・人間関係・評価・通勤など、複数あるなら「最も苦しいもの」を一つに絞る) - それは職場特有か、業界全体の問題か?
(範囲の特定で対処方法が変わります) - 体調面での変化はないか?
(睡眠・食欲・疲労感・めまい等、健康サインの有無)
上の3つを書いたら、続けて下記を記入してください。
- 辞めたいと思い始めた具体的なきっかけは何か?
- 今すぐ辞めたら最も困ることは何か?
- 辞めない場合に起きうるリスクは何か?
- 本当はどうなりたいか(短期・中期の希望)?
書き終えたら確認すべき3点
1)事実と感情が分かれているか。
2)健康上の即時対応が必要な項目はないか。
3)家族や信頼できる第三者に相談すべき情報が含まれていないか。 上記を確認すると、次に取るべき行動が明確になります。
実施のコツ(30〜60分で完了)
書き終えたら一旦休憩してから読み返すと、感情的な言い回しが客観的な記述に変わるはずです。読み返しても消えない不安がある項目が“本当の優先課題”です。
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感情の仕組みが知りたい方は次の記事へどうぞ:仕事を辞めたい気持ちは異常じゃない|40代で必ず起きる心の変化
免責:この記事は一般的な助言です。睡眠障害や強い不安感など身体症状がある場合は医療機関・産業医にご相談ください。



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